| アズキナシ酒 |
アズキナシといっても知らない人がいると思う。
1995年の秋、那須連峰を北に歩き、坊主沼で一夜を過ごした。
この年の那須はブナの実が大豊作で、若木の下にも大量のブナが落ちていた。
葉っぱはサクラに似ているが幹を見ればサクラとは全然ちがっている。
これはいい酒になるかもしれないと思ってザックをおろし、この実をひと袋摘んだのだった。
できあがった酒の色はこはく色。平均的な果実酒の色である。
この手の果実酒の場合、ナナカマド味というのがけっこうくせ者のような気がする。 この実を摘んでから甲子山の急登。ここで旭岳や鎌房山、大白森などの大展望に名残を惜しんで下山したのだが、甲子温泉で汗を流して新甲子バス停までの車道歩き。紅葉もみごとだったし、道わきに食べごろのヤマボウシも何本かあって、秋の那須を満喫できたのだった。 |
