クリフウセンタケの群生を初めて見たのは、晩秋の蓑山だった。 その群生地には、その後何度も行ってみたが、クリフウセンタケは出ていなかった。
次にクリフウセンタケを見たのは、2000年10月の阿武隈・檜山だったが、この時のはすでに虫が食っていて、みじめな状態だった。 今度のは、最高の状態のクリフウセンタケだ。
カサの色はオレンジ褐色。 若い個体には、フウセンタケ特有の、クモの巣状の皮膜がある。 明確なツバはないが、クモの巣皮膜の不完全な断片が柄に残る。 柄の細長い個体の場合、柄が多少、屈曲することがある。
落ち葉の下に隠れていることが多い。