以下は一眼レフカメラできのこを撮影していたときの文章です
私のきのこの写真の撮り方について書いてみます。
これは私のやり方です。
もっといい方法があるとは思いますが、体力的・経済的に、私にはこれが一番合っているように思います。
このホームページの画像はデジカメか、と聞かれることがありますが、一眼レフで撮っています。
デジカメを使わない理由は、持ってない、というだけの理由ですが、デジカメのカメラとしての性能に疑問があることも多少はあります。
カメラとしての性能というのは、絞りやスローシャッターが使えるのかどうかという点です。
私が主として使う機材は、カメラ本体のほか、三脚・クローズアップレンズ・潜望鏡のような道具。以上です。
カメラはキャノンのEOS-KISSです。軽量なのがよいです。
きのこ撮影は、照度の低いところでの撮影が多いため、三脚を使うのが基本だと思います。
三脚は、いくつかを使い分けています。
山や沢では、約500グラムという軽量の三脚(SLIK 450GⅡ)を使います。
これ以上重いのは、持っていくのがいやだからです。
立木に出ているきのこや急斜面に出たきのこを撮る場合は、重宝します。
地面から出ているきのこを撮る場合には、これを倒して使うこともありますが、真横あるいは下からのアングルとなると、この三脚は使えません。
いつも携行するもう一つは、ウェストポーチに入る、折り畳み式の超軽量三脚(ミノルタ製 型番不明)です。
これは、EOS-KISSより重いカメラだともたないと思いますが、地面から出ているきのこを撮影するには重宝します。
これも、真横より下のアングルとなるときついものがあります。
自動車から降りてすぐに撮影できるような場合は、文書撮影のためにエレベータの下端にカメラ用ねじ山のついた三脚(SLIK GOODMAN ACE-Ⅱ)を使います。
これに角度の変えられる雲台(Velbon Multi Function Pod TP-1)をセットすると、地面から出ているきのこを好きなアングルから撮ることができます。
やはり、このようにしっかりした三脚で撮るのが一番らくです。
レンズはマクロレンズを使わず、標準ズームにクローズアップレンズをかぶせて使います。
クローズアップを使う理由は、買ったマクロレンズのピント合わせがしづらいのが主な理由ですが、風景写真も撮りたいという理由もあります。
いい山やいい渓に出かけると、やっぱり写真に撮っておきたいですね。
クローズアップは、#3か#4を使います。
ピントの合う範囲は狭くなりますが、きのこに接近できるメリットは、とても大きいと思います。
絞りは思いきり絞って、オートで撮りますので、シャッタースピードは数秒以上のスローシャッターになります。
三脚がないと撮影できないのは、そういう事情からです。
絞りを絞った方が、カサの模様や柄、ひだのようすなど、いろいろな情報を数多く写しこむことができます。
ファインダーを上からのぞけるようにする潜望鏡のような道具(Canon アングルファインダーB)は、不可欠です。
これがなかったときには、地面から出るきのこを撮るときには、顔を地面に押しつけないとピントを合わせることができませんでした。
汗が垂れてきたり、ヤブ蚊が集まってきたりすると、写真を撮ること自体がいやになったものでした。
この道具は、きのこ撮影にとっては、絶対に必要なものだと確信しています。
きのこ撮影用具に関して、私の知っていることは、以上です。
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