梅雨時は、じつに苦しい時期である。
スベリヒユ、エノコログサ、コニシキソウ、カタバミなどが、ウワァーッと生えてくる。
スベリヒユは、食べられる雑草として、山菜の本になど、よくのっている。
たしかにうまそうだが、踏んづけても引っこ抜いても枯れない、しぶとい草である。
エノコログサは、放置しておくと群生して始末が悪いが、わりあい抜けやすいので、対処は比較的らくである。
コニシキソウは、地を這って蔓延する。
抜こうとすると、根のところでちぎれて、白い乳液を出す。
カタバミは、開花・結実すると、やがてはじけて、四方八方に種子をバラまく。
なんと、たちの悪い草なんだろう。
引っこ抜くのもたいへんで、丁寧に根から掘りとらないと、すぐに再生する。
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