初夏の雑草

 畑仕事のほとんどは、草むしりである。
 初夏から夏にかけては、いくらむしっても、生える方が多いので、苦しい戦いになる。

 しかし、『野草・雑草ウォッチング』などを読んでみると、雑草の多くは、土壌の攪乱作用によって生えてくるらしい。
 つまり、畑仕事をするから、雑草が生えるのである。
 だから、畑仕事すなわち草むしりというのは、正しいのである。

スベリヒユ 2001/7/9
エノコログサ 2001/7/9
コニシキソウ 2001/7/9
カタバミ 2001/7/9

 梅雨時は、じつに苦しい時期である。
 スベリヒユ、エノコログサ、コニシキソウ、カタバミなどが、ウワァーッと生えてくる。
 スベリヒユは、食べられる雑草として、山菜の本になど、よくのっている。
 たしかにうまそうだが、踏んづけても引っこ抜いても枯れない、しぶとい草である。

 エノコログサは、放置しておくと群生して始末が悪いが、わりあい抜けやすいので、対処は比較的らくである。

 コニシキソウは、地を這って蔓延する。
 抜こうとすると、根のところでちぎれて、白い乳液を出す。

 カタバミは、開花・結実すると、やがてはじけて、四方八方に種子をバラまく。
 なんと、たちの悪い草なんだろう。
 引っこ抜くのもたいへんで、丁寧に根から掘りとらないと、すぐに再生する。