数年前に作ったヤマトイモは、夏の間の草に負けて(支柱立てをさぼっていた)失敗。
今度は短形自然薯に挑戦。これは、ヤマノイモと違って、ゲンコツ型なので、耕土の浅い畑でもなんとか作れた。
植えつけはだいたい、5月上旬。
生育期間が長い方が、芋は大きくなると思われるから、早く植えた方がよいのだが、地温が上がらないと芽が伸びてこない。
マルチやトンネルで加温すると、芽出しは早くなるが、遅霜に遭うと枯れてしまうから、連休明けの植えつけくらいと考えていた方が無難だ。
肥料を必要とするので、元肥は多少多めでよいと思う。
夏中育てるので、防草と保温のため黒マルチを敷く。
支柱は鉄パイプのアーチ支柱くらいの高さがあった方がよいが、2メートルほどの支柱でも何とかなる。
うちでは、アーチ支柱を立て、キュウリネットにからませている。
管理は、ようすを見ながら追肥をするだけでよく、収穫は、晩秋にツルが枯れてから。
ツルが垂れると、ムカゴができるので、これもとっておく。
短形自然薯でも、掘り上げは大仕事だ。
マンノウでざっくり掘ったのでは、欠けてしまうから、スコップを使って、回りから少しずつ攻めていく。仕上げは手掘りで、ていねいに。
苦労は多いが、でかい芋がとれると達成感がある。
収穫したら、首の部分を15センチほど切ってとっておく。これは、翌年の種芋になる。
うちでは、種芋を畑に埋設して保管する。つくね芋だと、低温に負けて腐敗してしまうのだが、短形自然薯は寒さに強い。
ムカゴは塩茹でして食べてもおいしいが、大きいのは畑に埋めておくとよい。これは翌春、芽を出すのだが、秋までに立派な種芋になる。
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