タカキビ

小苗 2012/7/5
伸び始めた 2012/7/22
見上げる高さ(大きな写真) 2012/9/29
倒伏した 2012/10/6
熟し始めた 2012/10/30
刈ってみた(大きな写真) 2012/11/8
乾燥(大きな写真) 2013/1/10
脱穀した(大きな写真) 2013/1/10
精白完了(大きな写真) 2013/1/10
タカキビ豆餅(大きな写真) 2013/1/16
タカキビ入りパン(大きな写真) 2013/1/16
タカキビハンバーグ(大きな写真) 2013/1/13
タカキビ入りトマト粥(大きな写真) 2013/10/26
浮き浮きだんご(大きな写真) 2013/10/26

 タカキビの種子は、他の雑穀ほど小さくないのだが、あまりたくさん手に入らなかったので、6月上旬にビニールポットに播種した。
 発芽後、すぐに定植。
 小苗は、トウモロコシを細くしたような感じ。

 真夏になると、急激に伸びる。
 そろそろ出穂するかと思いきや、草丈が3メートル近くなっても、穂らしきものは出てこず、伸び続けた。
 一部に出穂を確認したのは、9月下旬だった。

 出穂まではみたところ順調だったが、10月初旬に襲来した台風のために、半分以上の株が倒伏した。
 土寄せすれば、倒れなかったかもしれないが、マルチを敷いているので、土寄せはできなかった。

 草丈がむやみに高いので、中段で切って、穂先40センチくらいでまた切り、根元も切る。
 穂先は、何本か束ねて、屋内で干す。

 あまりたくさんでないので、脱穀は手でやったが、頑丈な手袋が必要だ。
 ゴミと穀粒の選別はまず、目の粗いふるいを使って大雑把に行い、さらに風選して、粒だけを得る。
 これで、上の「脱穀した」状態となる。

 脱ぷ(殻をとる)のは、精米機を使うとか、いろいろあるようだが、これまたあまりたくさんでないので、すり鉢と太いスリコギで摺ったり、ミキサーを使ったりしたが、ミキサーに分があった。
 もっとも、あまり長時間回すと粒が砕けるので、慎重にやる必要がある。
 これで、精白が終わる。

 最後の作業は、寒ざらしである。
 脱ぷしたタカキビにはタンニンが含まれているので、アク抜きをしなければならない。

 近くに清水が流れておらず、流水にさらすことができないから、桶に脱ぷしたタカキビを入れて水浸し、かき混ぜながら水を何度も取り替える。
 三日ほどそれを続けたのち、乾燥した寒空の下で完全に乾かす。
 これで、調理可能な状態である。