シコクビエの種子を、こちらで入手した。
雑穀類は、種子量が少なくても、ほとんどが発芽する上、種が極小のわりに大きく育つので、少量の種でも、かなりたくさん育てることができる。
とはいえ、初年度は大事をとって、ビニールポットに播種して、自宅で育てた。
他の雑穀同様、ほとんどが発芽したが、芽の様子は、畑の仇敵とも言うべきオヒシバにそっくりである。
当然ながらオヒシバ・メヒシバもたくさん生えてくるので、なれないうちは見分けがつきにくい。
1株ずつ、穴あきマルチを敷いて定植した。
これは、除草の労を少しでも省くためである。
雑穀なので、施肥はしなかった。
オヒシバと混在しないためにも、のちの生育をよくするためにも、苗を作って定植してやったほうがよいと思う。
オヒシバは草丈が低く、花茎は根生葉から出てくるが、シコクビエは、桿が伸びるので、草丈がそこそこ高くなる。
ここまで伸びて初めて、オヒシバは異なる植物だという感じがする。
8月上旬に出穂したが、またまた、オヒシバそっくりの穂が出てきたのだった。
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