インゲン豆は、自宅のポットに種をまき、畑に移植してもよいし、直蒔きしてもかまわない。
春インゲンの種まきは、4月の下旬ごろ。
本葉が出て、さかんに成長し始める時期と、アブラムシが大量に発生する時期とが重なるので、放置しておくと、ほとんどがアブラムシに汁を吸われて、成長不良ないし枯死する。
この現象は、わたしの畑に限ったことかもしれない。
生育初期の春インゲンは、寒冷紗被覆か薬剤散布によって、虫害を防ぐ。
また、開花後に下の方の葉を取り除き、多少追肥する。
「ロマノ」と「モロッコ」は、幅広インゲンだが、スジがなくて、とても食べやすい。
「まんずなる」も同様で、とても豊産性。
「尺五寸」は、名前ほど伸びるわけではないものの、細長くて断面の丸いインゲンでである。
この系統は、とり遅れると硬くなって、スジができますが、香ばしくて、うまい。
つるなしインゲンは、支柱を立てる必要がないので、手間がかからない。
「紅絞り金時」は大粒でたくさん穫れる。
「本金時」は紅色でとても美しい。
インゲン豆は、見て楽しむことができる、美しい野菜だと思う。
春インゲンが峠を越えたころに、秋インゲンの種をまく。
「パンダ豆」は幅広系の秋インゲンで、白と黒のパンダ模様の可愛い豆。
「霜降り」も秋インゲン。白実でたくさんできる。
「三峰」は秩父地方の在来インゲン。白実と紺実がある。
「穂高」は、渦巻き模様のある豆。
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