田尻尾根から谷川岳
【年月日】 |
2017年9月13日 |
【同行者】 |
単独 |
【タイム】 |
土合(9:04)−熊穴沢避難小屋(11:05-11:35)−トバの耳(12:37)−
熊穴沢避難小屋(13:27-13:30)−天神平(14:01)
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【地形図】 |
水上 茂倉岳 ルート地図
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駐車場の場所がよくわからなかったので、土合駅近くに自動車をとめた。
晴れてはいたが、時雨が降っていたので、雨合羽を着た。
西黒沢にかかる橋のところから広い道に入る。
道標はないが、これが田尻尾根登山道への入口だった。
ロープウェーメンテ用と思しきブル道を行くので、暑い。
合羽を脱いで、しばし我慢の歩きである。
かなり歩いてようやく、田尻尾根の登山口。
ようやく登山道。
粘土が掘れた道なので、滑りやすい。
ここまで沢沿いだったので、とても急傾斜に感じる。
あたりはブナの壮年林で、風情はよいが、思わしいきのこは出ておらず、ツキヨタケの群生があっただけだった。
尾根の上まで登れば灌木帯だが、傾斜はなかなかゆるくならず、天神平近くの登山道に出るまで登り続けだった。
ここまで誰にも会わなかったが、メインルートに出れば人通りは激しく、登る人と下ってくる人が行き来していた。
驚いたことに、履物をぶら下げながら、裸足で下山している人もいた。
熊穴沢避難小屋で大休止。
ここまで休まず来たので、いささか疲れた。
厳冬期用に購入したオプティマス・ベガを試運転。
常用しているMSRインターナショナルより、かなり軽量。
湯沸かしに問題なし。
音はかなり大きい。
とろ火にしにくいので、炊飯は難しいだろう。
ドロップダウンについては、厳冬期になってから試すつもり。
避難小屋から先は緩傾斜の岩場。
新しい鎖が下がっているが、歩いて登っていける。
灌木帯から森林限界を越えると、周囲の展望が開ける。
背後に大峰山・赤城山。
北東方向に武尊山・笠ヶ岳・至仏山。
西黒尾根の向こうに松の木沢の頭と白毛門。
黒い雲が、国境稜線の新潟側から上州側へ流れ込んでいた。
谷川岳の頂稜は、広大なササ原だ。
けっこう疲れてきたが、一気にトバの耳へ。
しかし展望皆無の上、風が冷たい。
肩の小屋周辺は、登山者だらけなので、そのまま避難小屋まで下った。
ここで、半ズボンにビーチサンダルを履いた外国人カップルと前後しながらの下りになった。
どちらかと言えば足元のおぼつかない中高年ハイカーが多かったのだが、下る速さは際だっていた。
避難小屋からは天神平をめざした。
犬を引いた中高年夫婦のそばを通り過ぎようとしたとき、上目遣いにこっちを見ていた犬がいきなり、うなり声をあげて飛びかかってきた。
やれやれ、いろんなことが起きるものだ。
平日とあって、ロープウェーが空いていたのは、幸運だった。
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