前の日に寒気が入り、春の雷鳴となった次の日、ひさびさの快晴だった。
白井差に着いたのは10時半を回っていた。
登山口にはラショウモンカズラなどがあるはずなのだが、まったく咲いていない。
昇竜の滝のあたりでツルネコノメ、ヨゴレネコノメ、コガネネコノメなどのネコノメソウ類がさかんに咲いている。
目立たない花だが、コガネネコノメがいっせいに咲くさまは、なかなかきれいだ。
ハシリドコロもいたるところで咲いている。
ニリンソウの花にはまだ、少し早い。
ユリワサビやアズマイチゲ、ヤマエンゴサクも咲いている。
家から持ってきた水を捨て、御手洗場の水をペットボトルに詰めて、一位がタワへ急登。
ここから上、北斜面は雪で真っ白だった。
一位がタワから稜線へも急な登りだ。
神社から先では積雪が残っており、気持ちのよい稜線歩き。
山頂に着いたのは1時前。
さすがに平日の午後とあって、誰もいない。
西の方はるかかなたに雲が湧いてきつつあったものの、展望はいうことなしで、遠くは八ケ岳、浅間、草津まで、よく見えていた。
30分ほどで山頂を辞す。
御手洗場まで下って小休止。
ここにはハナネコノメが咲いていた。