春まだ浅い両神山

【年月日】

1992年4月13日
【同行者】 単独
【タイム】

タイム不明

【地形図】 両神山

 前の日に寒気が入り、春の雷鳴となった次の日、ひさびさの快晴だった。

 白井差に着いたのは10時半を回っていた。
 登山口にはラショウモンカズラなどがあるはずなのだが、まったく咲いていない。
 昇竜の滝のあたりでツルネコノメ、ヨゴレネコノメ、コガネネコノメなどのネコノメソウ類がさかんに咲いている。  目立たない花だが、コガネネコノメがいっせいに咲くさまは、なかなかきれいだ。

 ハシリドコロもいたるところで咲いている。
 ニリンソウの花にはまだ、少し早い。
 ユリワサビやアズマイチゲ、ヤマエンゴサクも咲いている。

 家から持ってきた水を捨て、御手洗場の水をペットボトルに詰めて、一位がタワへ急登。
 ここから上、北斜面は雪で真っ白だった。

 一位がタワから稜線へも急な登りだ。
 神社から先では積雪が残っており、気持ちのよい稜線歩き。

 山頂に着いたのは1時前。
 さすがに平日の午後とあって、誰もいない。
 西の方はるかかなたに雲が湧いてきつつあったものの、展望はいうことなしで、遠くは八ケ岳、浅間、草津まで、よく見えていた。

 30分ほどで山頂を辞す。
 御手洗場まで下って小休止。

 ここにはハナネコノメが咲いていた。