好展望の岩尾根
− 大城と京ヶ倉 −

【年月日】

2022年12月2日
【同行者】 単独
【タイム】

万平登山口(10:02)−駐輪地(10:34-10:35)−はぎの尾(11:36)
−大城(12:02-12:37)−京ヶ倉(12:58)−おおこば見晴台(13:39)
−小屋城(14:11)−万平登山口(14:18)

【地形図】 信濃池田 ルート地図  (マウスホイールで拡大・縮小 青線は自転車走行)

 ちょっと休みすぎたので、動き出しが遅くなった。

 まずは、万平登山口から自転車で下生坂へ。
 大した登りでもないのに、へとへとになって、体力が衰退しているのがよくわかる。

晩秋
万平にて

 道ばたのカーブミラーに自転車をロックして、大城登山口へ。
 側稜を登るので、ハナからずっと急登である。
 植生はほとんどアカマツ主体の雑木林。

 よく登られているらしく、ジグザグが切られていて、歩きやすいから比較的楽に登っていける。
 標高差350メートルを約一時間ではぎの尾。ここは植林されている。

四阿屋山と大沢山

 すぐに、地形図で「大城」と記載のある三角点だが、ここは大城ではないので通過。
 物見岩からは犀川に沿う河岸段丘から北アルプスが一望できるのだが、北アルプスは雪雲のため全く見えず。

 その先もう一か所、展望地あり。
 大城はいったいどこなんかなと思っていたら、さらにやや登ったところのピークが大城だった。
 ピーク手前にちょっとした曲輪があるから確かに山城なんだろうが、ここに立てこもるのはかなりきついのではなかろうか。

 まずまず好展望。
 北アルプス側は樹林越しになるが、相変わらず見えない。
 北から東側はよく見えていて、聖山から冠着山、四阿屋山、二ッ石山あたりまでが一望できた。
 ここで大休止。

鍬ノ峰
冠着山・大林山

 この先はやや険しくなる。
 トラロープの整備された急降下から岩場の巻き道を行くと、さほどかからずに京ヶ倉。
 ここもまずまず好展望。

 京ヶ倉から先はさらに険しくなるが、そのぶん、随所に展望地がある。
 ほどなく万平下山道の道標があり、急降下が始まる。

京ヶ倉直下
こや城の灯籠

 大城登山道は穏やかだったが、こちらは尾根が痩せているため険しい下りでロープ場が多い。
 激しく下ればおおこば見晴台で、雪雲がいくらか晴れてきて、鍬ノ峰が全貌をあらわした。

 犀川がすぐ下に見えるようになると、登山口はすぐだった。

 登山口のすぐ上がこや城址なので、ついでにこちらにも登ってみた。

 登り口に灯籠。
 本曲輪は江戸期ころにお宮になっていたらしい。

 ていねいに削平された曲輪がある。
 本曲輪はいかにも山城らしくて広い。
 東側は急崖で空堀を構える。

 大城は砦というより、見張り場のような気がする。
 城らしいのはむしろ、こちらの方だと感じた。