大展望の御座山

 【年月日】  1989年10月26日
 【パーティ】  単独
 【タイム】  加和志登山口(7:30)−御座山(9:30-10:30)−加和志登山口(11:40)
 【地形図】 信濃中島

 駐車場から、カラマツと雑草のなかのジグザグ道を登るとすぐに小さな尾根の上。
 かなり落葉がすすんでおり、落葉を踏みながら歩くのも気持ちがよかった。

 気持ちのよい稜線をしばらくいくと再びカラマツ林。
 ここを過ぎるとちょっとした急登になる。
 これが御座山の主稜線に取りつく登りだ。
 この肩からは、両神山が印象的。

 両神山は小鹿野から見るのとほとんど同じ形でそびえており、わきには武甲山・小持山などが見える。
 二子山も特徴的なのではっきりしている。
 左には赤岳から北の八ケ岳の稜線が近い。
 金峰山、朝日岳、国師岳、甲武信岳、三宝山などの連山も一望である。
 やせた尾根になると、シャクナゲとコメツガが多くなって、感じがよい。

 御座山の前山からいったん鞍部に下る。
 最後の急登ががゆるくなると前に無人小屋があらわれ、先の岩場が山頂だった。
 じつに好展望のピークだ。

 八ヶ岳は蓼科山まで全山が揃っている。
 蓼科山の右の肩には真っ白な槍ケ岳、穂高は蓼科に半分隠れている。
 そこから右へ北アルプスが並ぶ。

 南アルプスもほぼ全山揃っている。
 とくにめだつのは甲斐駒と白根三山。北岳の高さには圧倒されてしまう。
 仙丈は甲斐駒のうしろに隠れている。

 秩父連山もほぼ揃っている。金峰、鉄山、朝日、国師、甲武信、三宝。
 浅間連山から四阿、根子までが並んでいる。

 妙義から赤久縄、御荷鉾にかけての山々も明瞭だが、両神はうしろの木の陰になり、見えていない。
 下途中、きのこを探したが、キヌメリガサの小さいのがカラマツの下に少し生えている程度だった。

 車のところに戻ったのは11時40分だったので、帰宅する途中、二子山に寄り道することにした。