苔むした岩の間から、清水がしみ出ています。 干天が続いても、決して枯れないし、雨のあとに濁流化することもありません。 このような無数の水源が、日本の川の、悠久の流れを作っているのです。
木を伐って斜面をコンクリートで固め、水をためるなどという営為の、なんとむなしいこと。 工事自体がむだなだけでなく、借金を重ねることで、なんの罪もない次の世代につけを残すから、黙っていられないのです。
岩からしみ出た水のおいしさは、極上品。 ウワバミソウが、保障してくれます。
秩父の渓にて