トリガタハンショウヅル

 ひさびさに重荷を背負っての渓行きでした。
 気温も上がり、エゾハルゼミの声が渓に鳴り響いていました。
 両足にかかる流水の圧力が、むしろ快く感じられるほどでした。

 朽ちた木橋が渓を渡る手前でサブザックをおろして、ひといき入れていたら、見なれないハンショウヅルが目に入りました。
 これはトリガタハンショウヅル。

 希少な植物ではないようですが、渓でこの花を見たのは、初めてでした。

秩父の渓にて