この計画はかつて、国土交通省荒川上流河川事務所のサイトで公開されていましたが、現在のところネット上での公開はやめたようです。
従って、以下のデータはネット経由でかつて入手した範囲内のものです。
堰体の建設予定地
現大洞ダムの少し下流、サメ沢が出合うやや上流地点(2000年に大崩壊した場所)
堰体規模
高さ 155m
幅 405m
湛水面積
0.78平方キロ
総貯水量
33,000,000立方メートル(有効貯水容量 31,500,000立方メートル)
バックウォーターの位置
資料には書いてないが、吉瀬が推定するに、
開発の目的
1,洪水調節
2,流水の正常な機能の維持と課題の解消
3,二瀬ダム管理上の課題の解消
(1) 管理の省力化
(2) ダム湖周辺の環境の改善
(3) 地すべりの危険性の緩和
事業費(平成10年度価格)
(1) 全体事業費 1210億円
(2) 維持管理費 82.7億円
(3) 評価対象期間(50年)終了時点の残存価値 52.9億円
(4) 差引合計 1210+82.7-52.9=1240億円
計画の進捗状況
予備調査(ダムの位置・規模等の概略検討、容量配分の検討、基本設計等)はすでに終了。現在は、実施計画調査の段階。
実施計画調査とは、地形・地質などの基礎調査、詳細設計、環境影響評価、事業計画の策定、地元説明・関係者との調整などで、これが終了した時点で、建設に入ります。
建設とは、用地買収を含みますが、工事道路やつけ替え道路の建設などは、始まります。
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