秋色の滝川 |
昨年は多忙のため参加できなかった瀬音・源流部会の清掃山行に行くことができた。
東大演習林の自然林をまずは、下降。
以前は、朽ちた橋の残骸がかかったところを、死ぬ思いで渡ったものだが、整備は一応されているから、危険はない。
豆焼沢出合への下降点から下る踏み跡には、トラロープがかけられていた。
出合の風情は、以前と同じだ。 足首ほどの渡渉が、ずいぶん冷たい。
何度来たかわからないほど慣れた渓のはずだが、ほとんど見覚えがなく、ちょっとしたへつりや乗っこしに四苦八苦する。
沢小屋沢を見て過ぎると、ほとんど朽ちた吊り橋。 ずっと以前に比べると、水量が少ない。というか、淵が土砂で埋まっているのだと思う。
真夏なら、正面突破が安全・快適なのだが、時期が時期だけに、腰まで浸かる渡渉は勘弁だった。
渓が再び広くなると、以前と変わらない姿の曲沢出合。 朝は晴れていた空が、薄曇ってきた。
曲沢に入ると、高度がどんどん上がっていく。
ここは右に残置されたトラロープを使って巻く。
さては右岸山道に着いたかと、そこを上がってみるのだが、かつて歩いた道とはずいぶん様子が異なり、ひどく荒れて、けもの道と変わらない状態だった。
これでずいぶん消耗したが、右岸山道が曲沢に出合う地点を確認するために、南へ向かう。
小休止して、吊り橋方面へ戻る。 吊り橋への下降点を直進してしまい、またまた迷子になりかけたが、どうにか吊り橋へ下ることができた。 勝手知ったるホームグランド散歩のつもりだったが、滝川探検山行になってしまった。
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