滝沢ダムの工事は、着実に進捗しているように見えます。
これは、ダムの堰体を構築する場所の表土をはぎ取り、岩盤を露出させる作業のようです。
ヤマメの棲んでいた中津川は、このあたりは既に、完全な死の川と化してしまいました。
急斜面の表土を削るのですから、大量の土砂が、川に落ちます。
水流は、いちおうパイプのなかを迂回して流れていますが、少しの雨でも、川床に水が流れ、中津川だけでなく、落合で合流する荒川までも、ヘドロ状のにごりが入っています。
ひどい惨状です。
ときどき、巨大な鳥が旋回したり、カラスを追っかけたりしています。
おそらくクマタカでしょう。
クマタカ営巣時には、大滝道路の工事がストップしたりしたものですが、滝沢ダムの工事はクマタカになど、目もくれないで、進められています。
この世でもっとも醜いものは・・・。
戦争と、ダム建設ではないでしょうか。