「捨てるな」についての自嘲的考察

一日の収穫

1997,6,4 荒沢谷

 渓にゴミを捨てないで、という呼びかけをする必要性は認めるが、ゴミだらけの渓は見るに忍びない。
 えらい人にいって、何とかしてもらうなんて、ムリ、ムリ。

 ここのヤマメは、きのう、おれが放流したんだよ。まあ、手ぇあぶって、一ぺえやんなぃね。
 とある解禁日。

 地元民どうし。七輪のそばでウィスキーをなめながら、和気あいあいと釣りをした。やっぱ、秩父は、ようガンス。

 一ヶ月後。
 腐った七輪が、そのまんま、置かれてた。(;_;)

 去年から、釣行のたびに、渓そうじ。
 ぶつぶつ言ってるより、自分で拾ってきた方がよっぽど早い。

 なにを言ったって、捨てるバカは捨てる。
 それがこの国の現実だから、この国で渓流釣りを続けたいなら、自分の足元くらいは、なんとかしたい。

 それにしても、両手にゴミ袋下げながら、あやしい泥壁なんかへつるのは、精神的によろしくありません。(^_^;)