油滝
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竜頭神社わきには「八日見山入口」と彫られた石碑。
以前はここから山道だったたらしいが、現在は奥地の伐採のため林道を延伸中。渓谷の破壊も現在進行形。
川の中は土砂が入っていて、渓相はよくない。
しばらく行くと、八メートルほどのちょっとりっぱな滝。これが一合滝かもしれない。
井戸沢の出合を過ぎたところの巻き道にはケルンがあって、そばに御幣の下がった小さい祠。
このあたりからは釣りをする雰囲気ではない。
スズノ沢、キギノ沢を分けると、源頭の様相。「小鹿野町 尾ノ内埼玉県自然環境保全地域(特別地区)昭和53年度」というりっぱな看板がある一方、沢の左岸側(北側)は大伐採したばかりで、はげ山。
美しい油滝を見ると、登山道は沢を離れ、おそろしく急な斜面を登っていく。油滝には、御幣。信仰は生きている。
ジグザグに高度をあげていくと、地獄穴らしき岩穴。
御幣の下がった展望台(シメハリバ)あたりで、もうふらふら。
クサリの下がった垂直な泥壁をひたすら登って、ようやく竜頭神社奥社の建つピークに立てた。
歩き始めてから五時間半。
帰りは西岳から消え消えの踏みあとを、坂本までたどった。
自生のウチョウランやイワカガミを見たことが収穫だった。
イワナもヤマメも、やっと生きているありさまだった。(1996,7月の記憶)
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