魚のいない渓

名瀑・ゴゼ滝を釣る
 国道工事によってひどく荒れており、源流近いのに広河原。
 でも、河原にはヤナギやハンノキが成長し始めており、復活の兆しは見える。

 この復活を助けているのは、いくつもできている大堰堤であるのは事実だ。

 堰堤下は、それなりにりっぱな渓相。赤い橋下のゴゼ滝は、力強く流下していた。

 最後の堰堤を越えてしばらく行くと、苔むした黒い岩と深い淵。
 とてもりっぱな渓なのだ。

 渓の表情がいっきに険しくなると、8メートルほどの巻き道のない滝。

 シラヒゲソウの花咲くちょっとした割れ目からよじ登ると小ゴルジュ。黄色い橋が頭上に見えると、全高20メートル以上はある美瀑が立ちはだかる。
 ホチの滝だ。

 かつてあった巻き道は、国道の橋脚工事のために消滅。
 前進不能だが、後退も無理。
 岩場に咲くダイモンジソウを見ながら、しばし思案。

 結局、いやな連瀑を構えるトウバク沢をよじ登ってどうにか脱出。

 エサ釣りの友人が下の方で一匹だけ小イワナを釣った。
 私の毛針には、あいさつなし。

 魚がいないから釣れないのだという言い訳は、一応成り立ちました。(^^;