春浅い渓−'97シーズンインを前にして

渓に投棄された産廃

大洞川中流部にて

 渓の春は遅い。人家がないということは、昔から、人が定住するだけの条件がなかったということだ。
 いまは、3月から釣り人がおしよせる。たぶん、そんなに釣れないと思う。釣れても、まだサビたサカナだ。急ぐ必要はない。

 春一番の釣りで、渓が変わらない姿を見せてくれると、とてもうれしいが、無残な渓を見せられることも多い。
 林道や堰堤。美渓に投棄された産業廃棄物。信じられない現実。
 釣り人の側にも、問題は多い。散乱する空き缶やゴミ。
 渓の現実を見すえるところから、今年もシーズンをむかえようと思う。