廃屋や トンネル工事の 夢のあと

雁坂トンネル飯場あと 1997,6,15 撮影
 1998年3月、国道140号・雁坂トンネルが開通する。

 政治家が公共事業を堂々と私物化していた時代の、遺物なのだろう。
 アラフネ道路と呼ぶ人もいる。

 この工事によって、埼玉県最後の自然渓流、滝川は手ひどいダメージをこうむった。
 今後についても予断を許さない。

 ここのトンネル工事の現場で働いておられたのは、北海道や東北からの出稼ぎのみなさんだった。

 最盛期には、釣りを終えての帰り道、滝川の飯場を通ると、北国ナンバーの自動車があふれ返っていたものだ。

 用のなくなった飯場は、今年、取り壊された。

 ビクを提げて通った道に、来年はマイカーが行き交うのか・・・。

 見なれたものがなくなるのは、じつに、さびしいものだ。