ひさびさに源流 |
1997,6,4撮影 |
ここは小渓だが、入渓しやすいため、えらく魚影が薄い。
朝一で出かけた入渓地点には、タープとテント。あちゃー。
さっそく竿を出すが、まったく反応なし。
途中の林道でも、シカに二回、ノウサギに一回会ってしまった。
釣れども釣れどもミニイワナ。
このイワナたちには、橙点がまだ全然なく、パーマークが残っていた。
白点は明瞭。
空ビクのままおめあてのベニガラ滝へ。
ここからしばらくは、ちょっと不安な高巻き。
ミニイワナにつきあっていたため、魚止めの井戸淵に着いたのは、お昼前。
雨が降ってこなかったので、帰りは休み休み、観木しながら。
巨トチにいろいろと愚痴をこぼしたら、「まああんまり怒りなさんな。ゴミもよくないが、ダムや林道にくらべればまだ我慢できるよ」と、おっしゃっておられた。
前に来たときには、このトチが目に入らなかったのだ。
もう一つの大樹は、アシ沢出合にあった巨大なカツラ。
さあ帰ろうと、自動車を乗り出してすぐに、見慣れない動物と出会った。
クルマがその動物の真横を通った瞬間、名前を思い出した。
たぶん彼はこちらのことを「お化けだ」と思ったにちがいない。 |