フキサクラシメジ

 中〜大型の立派なきのこ。
 モミの樹下に群生していました。

 カサは薄い白褐色。褐色というより薄い柿色に近い。
 幼菌はまんじゅう型で、粘性あり。
 若い個体のカサの縁部は内側に強く巻きます。

 柄はカサと同色か白色で、ささくれあり。
 根元は黄色を帯びます。

 ひだは老菌になると回りが柿色を帯びます。

 しっかりしたきのこであり、可食といわれているので、採取したくなります。
 たくさん採るのは容易ですが、食味に難があります。

 生の魚を干したような臭気が強烈で、一度ゆでこぼしたくらいでは抜けません。
 かなり強く味をつけても、匂いは消えないので、このきのこを食べるのは無理だと思います。

フキサクラシメジ(可食)
2007,10,20 三ツ峠