埼玉県秩父地方では、このきのこのことを「イッポン」と呼び、きのこ狩りのもっともポピュラーなターゲットになっています。
ちなみに、毒きのこのイッポンシメジとは、親類筋だが、別のきのこ。
株状にかたまって出るホンシメジやシャカシメジとの対比で、イッポンと呼ぶのでしょう。
標準和名は、ウラベニホテイシメジです。
年にもよりますが、シロウトが採取するのは、けっこうむずかしい。
それは、「ニタリ」(標準和名はクサウラベニタケ)と呼ばれる、「イッポン」によく似た毒きのこが雑木林に混生しているからです。
「イッポン」は光沢があってしっかりしていますが、「ニタリ」はぬめっとしています。
これをちょっと見ただけで見分けるには、少し経験が必要です。
- 関連写真 ちょっと乾いた個体(2007,10,8 小鹿野町二子山)
- 関連写真 老菌(2008,9,14 秋田県・白岩岳山麓)
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