ニガクリタケ

 さまざまな樹種の森で、春夏秋冬見かける、とてもポピュラーな猛毒きのこ。
 たいがい、朽ち木に群生しているが、地中の腐木から出ていることも、よくあるし、生きた木から出ていることもある。

 致死性の毒をもっているので、あまり好きにはなれないが、堅いきのこしか出ていない真冬に、枯れ木からしぶとく発生してるのを見ると、愛しくなってしまう。

 クリタケとのちがいは、カサが硫黄色をしていること、全体に小ぶりなこと、かじってみると苦いことなどである。
 ナベの中に入れたりすると、とんでもないことになるので、採取の段階でよく注意する必要がある。

ニガクリタケ(猛毒)

2010,10,3 上州武尊山