カラカサタケ

 「なーに、こんなんが食えるもんけえ」と言われるが、食べられる。
 この個体は、ちょうど発生したばかりなので、カサがすぼんでいるが、開くと、直径20センチほどにもなる。

 開いた傘はふわふわした感じなので、食べ方には工夫が必要で、煮たり炒めたりすると、ぺしゃっとしてしまって、ふわふわした感じがなくなってしまう。フライにすればいいと書いている本もある。
 一方、柄はけっこうかたく、歯ごたえがありすぎるので、じっくり炒めるのに適している。
 わりあい早い時期から、道ばたや草むらなどにぴょんと出るきのこである。

 環境のよくないところに出る個体には、カサの直径5ないし7センチくらいの、小さなものもある。

カラカサタケ(食用)

1996,9,21 蓑山