ウツロベニハナイグチ

 このきのこの同定には、疑義をもたれる方が多いと思う。
 自分もかなり疑問だが、形態的特徴からは、そうとしか思えないのである。
 富士山の4合目付近には、自分の見る限りカラマツはまったく見あたらず、シラビソとコメツガがほとんどだった。

 カサはこの仲間独特のケバ立ちを持ち、かなり鮮やかな紅色。
 柄のツバから下は、濃紅褐色。同定の決め手はここだった。

 管孔はかなり大きめ。

ウツロベニハナイグチ(不食)

2004,8,19 富士山