ベニヤマタケ

 かつてここには、「ヒイロガサは柄に赤い繊維紋が入が、ベニヤマタケの柄はのっぺりと赤いところが相違点です」と記していたが、写真のきのこは春に和歌山県の里山で群生しており、典型的なベニヤマタケと思わるので、写真を入れ替えるとともに、外見的特徴を修正する。

 一部の図鑑には、ヒイロガサの柄に繊維紋があるのに対しベニヤマタケには繊維紋がないかのように書いてあるが、ベニヤマタケにも繊維紋が確認できる。
 ただし、ヒイロガサの繊維紋の方が明瞭なことは確かだ。

 もろくて壊れやすいところなど、あらゆる点でヒイロガサと似ているが、繊維紋の様子以外にも、ひだの色がベニヤマタケの方が赤が強いように思う。

ベニヤマタケ(可食)
2008,4,3 熊野・小雲取越え