きのこの写真撮影−(3)デジカメ

 一眼レフカメラによるきのこの撮影画像処理について書いてから、長い月日が(^^;たってしまいました。

 当時持っていたデジカメは、フジのclipit80(80万画素)で、ピントが合っているかどうかさっぱりわからない上、発色がはなはだ悪かったため、ほとんど野菜撮影専用カメラとなっていました。

 しかし、2台目デジカメとしてニコンのcoolpix995を買ってから、アナログカメラの使用頻度がずいぶん下がりました。
 coolpixはオートフォーカスですが、ピント性能も悪くありません。
 きのこ撮影の場合、背景の落ち葉などにピントが合ってしまうことが多く、自宅のモニターで見てがっかりすることも多いのですが、coolpixのピーキング(ピントの合っている部分の輪郭を強調表示する)機能を使うと、失敗作はぐっと少なくなります。

 もっとも、たとえばハナオチバタケのように、柄やカサが細くて、存在感の希薄なきのこにピントを合わせるのは至難のわざでして、夏にヤブの中で寝ころんでピントを合わせているうちに、蚊に刺されまくって結局ダメという情けない思いをすることもしばしばです。
 このへんは、今後の検討課題です。

 ニコンデジカメの強さは、最短20ミリのマクロが可能という点。
 この技術は、coolpix990以来、受け継がれています。
 きのこ撮影にとっては、このマクロ性能は、最大の魅力です。
 この性能をフルに使うことで、直径5ミリほどのヒナツチガキのこんな写真を撮ることも可能になりました。

 また、coolpixの場合、絞り優先の露出制御が可能です。
 花の写真など撮る場合など、速いシャッターを必要とするシチュエイションもあるので、さまざまな露出条件で撮りたいのです。

 きのこの場合、被写体が動くことはほとんどない上、柄・カサ・ヒダ・発生環境などをなるべく詳細に撮しこみたいものです。
 ですから、たいていの場合、なるべく絞って遅めのシャッターを切らざるを得ません。
 coolpixの最大8秒という長時間露出は、コンパクトデジカメとしては、他の機種と比較して、突出した性能と言えるでしょう。

 もちろん、手持ち撮影で、8秒露出は不可能です。
 お金がないのでまだ手に入れてない(^^;のですが、ニコンからは、coolpix用のレリーズ(リモートコード MC-EU1)が販売されていますので、これを使うと、ずいぶんいい写真が撮れるのではないかと思います。

 暗いところにあまりきのこは出ないのですが、暗いところでの撮影用に、LEDを使ったマクロクールライトが出ています。
 これを使えば、ストロボを使ったときのように、色がめちゃくちゃにならずにきのこが撮れます。

 発色性についても、ニコンはまぁまぁ信頼に足る性能を持っていると思いますが、細部の色の乱れには、まだ満足していません。
 2003年夏現在、デジカメは3台目のcoolpix4500を使っています。

 デジカメ画像は、基本的に大きく撮って、加工の際に小さくします。
 非圧縮のTIFFで撮りたいところですが、これだと254MBのメディアに20枚くらいしか撮れませんので、チト使えません。
 かつて20MBくらいのハードディスクのパソコンをありがたく思っていた身から見て、254MBなんて想像を絶するデータサイズです。
 この感覚が摩耗するまで、TIFFで写真を撮るのはお預けにします。

 サイズは2272×1704で撮って、これを加工します。

 ソフトは、相変わらずGIXミレニアムを使っています。
 GIXやGIXPROのときは、レタッチ機能がなかったのですが、たび重なるバージョンアップによって現在では、画像フォーマット変換だけでなく、ある程度のレタッチが可能になっているので、WEBで使用するぶんには、これ1本で間に合うのではないかとさえ、思います。