富士山の記録 2007-4

 今年5度目の富士山行き。
 今回も先週に引き続き、3合目付近。

 富士山は遅まきながらようやく、正常な状態に戻ったようだ。
 各種きのこがにぎやかに出始めた。

 本日視認したきのこは、ヌメリササタケ、アカモミタケ、オオモミタケ、イッポンシメジ、ドクヤマドリ、ナラタケ、カノシタ、ミネシメジ、クロカワ、キサマツモドキ、ショウゲンジ、オオキヌハダトマヤタケ、オオキノボリイグチ、ドクツルタケ、タマゴタケ、ニカワホウキタケ、クサイロハツ、キンチャワンタケ、コスリコギタケ、アイシメジ、ベニテングタケ、ヤギタケ、アメリカウラベニイロガワリ、フジウスタケ、サクラシメジモドキ、ツガタケ、ハナホウキタケ、ハナイグチ、キララタケ、チャヒメオニタケ。
 その他、同定できないきのこは、無数にあった。

 ショウゲンジがたくさん出ていてこそ富士山だと思うのだが、まさしく富士山らしい光景を目にすることができてよかった。

 ミネシメジはほぼ至るところに出ていた。
 クロカワもまずまず。
 ナラタケも多かった。この日は地面から出ている個体が多く、立派なナラタケがいくつも出ていた。

 今年はオオモミタケの当たり年らしく、何ヶ所かで立派な個体を見ることができた。
 最も大きかったのは、子実体が地中で4つに枝分かれした巨大な個体だった。
 このきのこは、ウラジロモミの樹下に多いようだ。

 サクラシメジモドキは、それらしき個体を9年前に、秋の奥白根山で見て以来。
 今回写真が撮れたのでうれしかった。

 ヤギタケは初見。
 一見するとクロカワにそっくりだが、疎なひだがある。

 ようやく本格化したのでまた来たいが、稲刈りなどの農作業が忙しくなる。
 今年の富士山はこれで歩き納めになりそうだ。

地面から出たナラタケ
サクラシメジモドキ(大きな写真)
ショウゲンジ
ハナイグチ
ミネシメジ(大きな写真)
アメリカウラベニイロガワリ(少し大きな写真)