キヌメリガサ

 キヌメリガサは、ちっちゃなきのこでである。
 傘はレモン色。ひだは荒くて白。
 ニガクリタケとちょっと似ているが、カラマツ林の地上から出るし、湿っているときにぬめりがあるので、まちがえることはないだろう。

 初めてこのきのこを見たのは、金峰山ろくの廻目平周辺。
 足の踏み場もないくらいのキヌメリガサを丹念に摘みながら、別名コンキタケとは、よくも言ったと実感した。

 カラマツのあるところなら、晩秋になればどこにでも出る。
 小鹿野町の諏訪山、荒川村の熊倉山などでも見かけた。

  • 関連写真 柄とひだ(2005,11,14 源氏山)
  • 関連写真 別個体(2014,10,17 南相木村 石仏)
  • 関連写真 ひだ(2014,10,17 南相木村 石仏)

キヌメリガサ(可食)

2005,11,14 源氏山