アメリカが版図の肥大化を進めていく過程で、殺戮・追放されたのはアメリカ先住民だった。
 一方、産業化の過程で労働力の役割を果たしたのは、奴隷として強制連行されたアフリカ人だった。
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     アメリカが版図の肥大化を進めていく過程で、殺戮・追放されたのはアメリカ先住民だった。
 一方、産業化の過程で労働力の役割を果たしたのは、奴隷として強制連行されたアフリカ人だった。
 日本にいると、グローバリズムが世界を覆い尽くしているかに見える。
 しかし、日本の政府やマスコミが語ってみせる世界は、全体のごく一部に過ぎない。
 この10年ほどのあいだに日本中にはびこった歴史修正論は、主として近代史上の諸問題について、歴史の偽造キャンペーンを進めてきた。
 これは御用学者・ライターを動員した、国家的謀略の一環だろう。