読んで過ぎた本について、メモ程度のものを書いていた覚えがあるのだが、1996年にこのサイト(山と渓ときのこと酒と)を作ったときに、もう少し詳しいメモを残しておいたほうがいいかなと思って、読書ノートをここに残すことにした。

 時間が経過すると、ある本を読んだかどうかがわからなくなることがある。それどころか、その本を持っているがどうかさえ、わからなくなる。単なる健忘症であるかも知れないが、せっかく読んだことを忘れるのも惜しいし、持ってることを忘却してまた買ってしまったりするとまずい。

 一番最初のノートは1996年11月15日に記しているから、27年で1100冊ほど読んだことになる。単純に計算して、一年に40冊程度か。多いか少ないかについてはなんとも言えないし、どうでもいい。
 断っておくが、このノートはあくまでも自分の備忘録に過ぎない。読んだときに感じたことを書いただけで、その後、考え方が変わった点も少なくない。著作物であれば書き改めたほうがよいと思うが、ここに載せた文章はあくまでも自分のノートに過ぎないから、書いたときのままにしてある。ノートは世に問うものではなく、自分の机上に置くものであり、なくさないため、あるいは参照の便を考えて「外部記憶装置」に保存しているに過ぎない。

 とはいえ、閲覧にパーミッションは掛けていないから、このサイトを誰でも見ることはできる。読者各位にあっては、納得しかねる記述や間違いに気づかれることもあろう。その際にはぜひご指摘いただきたい。こちらに、そのための入力フォームを用意した。

 パソコンが壊れたことも何度かあり、2022年にはMovable Typeのバージョンアップに際し、ここにあった文章もなくなった。が、本文テキストが生き残ってくれたのは幸運としか、言いようがない。(2023,8,17 リニューアル)

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