総選挙の結果、自民党が大勝して、この先どうなるか、左派(おれのこと)はどう考えるべきなのか、問われている。
高市さんはたぶん、憲法改正まで突っ走りたいんだと思う。
彼女が尊敬してやまない安倍晋三さんも、そのような意欲を持っていたと思うが、それに手をつけることはできなかった。
連立相手の公明党や党内重鎮のブレーキが大きかったんだろう。
自民党は改憲を党是としつつ、護憲の考えを持つ人々を多く抱え込んできた政党で、本流の源流と思われる初代総裁の吉田茂でさえ、いちおう護憲派だった。、
以後、自民党のトップは口では改憲を言いつつ、実際には何もしないという姿勢だった。
しかし、高市さんはおそらく、自分の支持基盤の中核をなす右派の期待に答えたいと思っており、そのための入念な戦略を練っているはずで、今回の奇襲総選挙はその第一歩だったと思われる。
そして結果は、高市さんとその戦略ブレーンにとって、この上ないものだった。
このチャンスをどう活かすもか、考えられているだろう。
ターゲットは2028年参議院通常選挙となる。
ここで再び圧勝すれば、改憲は容易となる。
そのために高市さんは、現在の支持率を落とさないことが重要である。
ヒトラーもプーチンも、戦争により国家の土台が揺らぐ中で、国民の支持をある程度維持し続けた。
彼らは国民に、欲しがりません勝つまではなどと馬鹿げなことを言わせずに、従来の生活水準を保障し、国民の離反を防止した。
ファシストが権力を維持するためには、国民の支持をつなぎ止めることがマストなのだ。
高市さんは2028年までは、撒き餌を撒き続けるだろう。
消費税の引き下げは世界からも経済界からも愚策と言われているが、野党のほとんども賛成するから、撒き餌としては有効だ。
消費減税が実現すれば、野党の多くは自分たちの手柄と誇るだろうが、国民は、高市さんの実績と受け止めるだろう。
2028年を待たなくても、改憲を実現する方法がある。
参議院で、自民党以外の改憲派政党を抱き込めれば、そのほうが手っ取り早く改憲可能である。
改憲に着手する前に小手始めとして、スパイ防止法や国旗損壊罪などで協力関係を築き、互いの本気度を測ることもできる。
護憲勢力にとっては、絶体絶命のピンチなのだが、この事態を危機的だと考えている気配はない。
社会民主党は今度の選挙で、たった一人の小選挙区の現職(最近離党)に、刺客を立てた。
辺野古移設反対の大義より、福島さんの言いなりにならない議員を落とすことを優先したのである。
それは成功し、自民党の候補が議席を得た。
共産党は今、中央の言いなりにならないモノ言う党員を摘発し、追放することに力を入れている。
国民のための政治を実現することより、幹部たちの地位と権威を守ることが最優先になっているから、政策が国民に届くはずもない。
実質的な最高幹部である志位さんは、腹立ちまぎれに旧立憲民主党を罵倒したが、自分の感情のコントロールさえできない人に、政治を託すなど、できるわけがない。
まして最近は、政策論争より、街頭における暴力的な妨害活動を行う党員が野放しになっており、共産党員や党支持者による暴力事件が起きる事態も、ありえなくない。
一週間前の2月12日、フランスで、「服従しないフランス」のメンバーが右派の若者を路上で殺害するという事件が起きた。(https://www.bbc.com/japanese/articles/c78j9035v7do)
志位さんは昨年、「服従しないフランス」の代表と、排外主義との闘いで連帯を深めたい、と述べたが、共産党はこの事件について、黙ったままだ。
現実は単純でなく、ちょっと見ればわかるというものではない。
陰謀ではなくFactで、事実を知り、自分で考えるしかない。
本厚木の駅でバス停を探し歩いていたら、小選挙区で破れた後藤祐一議員(中道)がビラを配っていた。
通行人の反応は明らかに、冷たかった。
バスが出そうだったので何もできなかったが、「苦しくても分裂だけはしちゃだめだよ。団結だよ」と言ってあげたかった。





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