20世紀の理性2

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 地球の一市民としては、20世紀の理性が健在であることを望みたいが、スターマー・マクロン・ショルツらが実際にそれを体現しているかは知り得ない。
 東ーロッパの分割(ルーマニア:ソ連が90%、イギリスが10%、ギリシア:イギリスが90%、ソ連が10%、ユーゴスラヴィアとハンガリーは英ソそれぞれ50%ずつ、ブルガリアはソ連が75%、その他の国が25%)を決めた(1944.10)のは、スターリンとチャーチルの二人だった。
 日本の千島列島をソ連に渡すと決めた(1945.2)のは、スターリン・チャーチル・ルーズベルトの三人だった。
 これらは全て、当事者抜きの秘密協定として決められた。19世紀であれば秘密にする必要もなかったのだが、さすがに20世紀半ばにこのような帝国主義まる出しの領土分割を大っぴらにはできなかったということだ。
 東ヨーロッパ分割を決めた、上記のいわゆる「パーセンテージ協定」は単なる手書きのメモだった。チャーチルは「何百万の人々の運命に関する問題を、こんな無造作なやり方で処理したことがバレるとまずいから、この紙は燃やしちゃおう」と言ったが、スターリンは、「いや大丈夫。取っとけよ」と答えた。そのあたりの経緯は、不破哲三さんの『スターリン秘史』(全6巻)に詳しい。

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