箱根・矢倉岳への大冒険。
電車を使って山に出かけたのは2020年2月、箱根の明星ヶ岳に登って以来だった。コロナが怖くて、バスにも電車にもほとんど乗らなかったから、乗り方にも自信なかった。早朝の東飯能駅で電車に乗ろうとしたら、すぐ前の人にドアを閉められた。(八高線のドアはボタンを押して開閉する) 身体がドアにはさまって身動きできなくなったのだが、ワンマン電車の運転士さんは発車しますとか言ってて、驚いた。必死に暴れてどうにかドアから脱出したら、おれの前で閉めるボタンを押した人は、知らん顔して座っていた。とりあえず、怪我なく電車に乗れた。
町田駅で小田急線に首尾よく乗り換えたのだが、ホームに上ったら、どの電車に乗ればいいのか、わからなくなった。目の前に立っていた駅員さんに尋ねたら、こっちのホームの次の次の急行に乗ってくださいとわかりやすく教えてくれた。地獄に仏だった。小田急の駅員さんは神だ。
新松田駅で地蔵堂に行くバスの乗り方を運転手さんに尋ねたのだが、時刻表を見て自分で調べてくださいと言われた。時刻表の字が小さくて見えんのだよ。ここでモタモタしてる間に時間が過ぎて、登山口に着いたのは、自宅を出てから約6時間後だった。
気苦労が多かったのだが、絶景の富士山を見ることができたので、めんどくさいことはすべて忘れた。下山してから自宅に着くまで、7時間かかった。
今日もいい日だった。
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