アカマツ林とやや展望
−霞露ヶ岳 −

【年月日】

2025年10月24日
【同行者】 単独
【タイム】

駐車地点(7:11)−登山口(7:50)−霞露ヶ岳(8:48-9:31)
−登山口(10:08)−駐車地点(10:36)

【地形図】 霞露ヶ岳 ルート地図

 登山口までの林道がかなり荒れていたので、かなり手前に車をとめることにした。
 荒れたところはごく一部で、上部ではアスファルト舗装もされていたので、行って行けないことはなかったが、それは結果論。
 林道歩きの途中でナメコを見つけたのだが、自動車なら気づかなかっただろう。

なめこ
大アカマツ

 登山口からしばらくは作業道が続く。
 軽トラらしき轍もあるほど、広い道だ。

 かなり入って傾斜がでてくるところから、ようやく山道になる。

 おおむねアカマツ混じりの雑木林だが、老樹が多く荒れているので、きのこはなさそうだ。
 上の写真の松が一番大きかった。

 傾斜が緩むあたりから自然度がやや高くなり、ブナやミズナラの若い林となる。
 ヤマブシタケを見つけた。

ブナ
ヤマブシタケ

 山頂近くの大岩に、神剣数本が立てかけられていた。
 祠はないので、大岩が御神体なんだろう。

 山頂はそのすぐ上だった。
 樹林に囲まれているが、西側の切れ目から山田湾が見える。
 ここで大休止。

御神体
山田湾

 帰りは来た道を戻った。

 下山後、登山口へのアプローチに近い鯨と海の博物館を見学。
 震災後に建設された施設と思うが、なかなか面白かった。

 ちょっとした高台に建っている建物にも「つなみ」と書かれた印がある。
 津波がここまで来たということなのだろう。
 瓦礫は片づけられているのだが、一帯に建物は少なく、ここが再び市街地になることはないのではないかと思われた。

鯨と海の博物館
井上ひさし文学碑

 さらに釜石まで戻り、釜石市立鉄の歴史館へ。
 幕末以来、たたらを使った高炉が建設された歴史が展示されていた。
 鵜住居地区の奥にあるという高炉跡に資料などはなさそうなので、釜石における製鉄の歴史を知るうえで、ここもまた面白かった。

 駐車場には井上ひさし氏の文学碑も建てられていた。

 ここから帰途についたのだが、車を走らせる元気もほとんどなくなっていた。