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【年月日】 | 2022年7月27日 |
【同行者】 | 単独 |
【タイム】 |
7/27 旭又登山口(11:56)−赤倉分岐(13:58)−馬場目岳(14:50) |
【地形図】 | 天上倉山 太平山 ルート地図(マウスホイールまたは左下のズームで拡大・縮小) |
一日目(旭又〜馬場目岳避難小屋)
旭又駐車場から川を渡り、赤倉沢に沿う道を行く。
杉の植林地だが、さほど手入れされているわけではない。
考えていたコースは、翌日の昼ころまで水場がない。
平凡な杉林だが、ところどころに残された切り株は巨大なもので、このあたりがかつて、杉の原生林だったことがわかる。
いつもなら、ノンストップで行くところだが、ひどく蒸し暑く、30分登るとザックを下ろさずにいられない。
スギ林が終わるとブナの森になる。
傾斜が多少緩むところもあるのだが、ほぼ一本調子の登りで赤倉岳の分岐。
前山の登りは標高差100メートルほどだが、途中休憩を入れながら登る。
山頂直下は小さな傾斜湿原で、オオバギボウシやタカネトウウチソウが咲き始めていた。
山頂は灌木帯の切り開きで、絶景と思われたが、着いたときには雲が多かった。
二日目(馬場目岳避難小屋〜太平山〜旭又)
夜明けの前はよく晴れていて、小屋の窓からご来光を見ることができた。
分岐から先は刈られておらず、ここを朝のうちに歩くのはかなり苦しい。
ガラ沢岳先の下降点からはいくらか刈られていて、歩きやすくなった。
旭岳は太平山の北の肩というべきピークで、好展望。
山頂には、三吉神社と参籠所があり、ハイカーが休んでいた。
神社の境内らしきところでガスを使うのは憚られたので、大休止なしで下山にかかる。
一気の急降下でお手洗の広場。
傾斜はやや緩むが、長い下りが続く。
今まで見た天然杉は、太い横枝が張り出したり、数本の株立ちになったりしているものが多かったが、ここの杉の殆どは枝もなく直立した大杉だった。
樹齢は200年前後と思われるから、江戸時代の人が自生した杉を手入れして来たとしか思えない。
道沿いのエゾアジサイはちょうど盛りで、ブルーが美しい。
ようやく下りきったところに、御滝神社。
その少し先で沢を渡ると森林軌道あとで、登り下りから解放される。
下山後、仁別国民の森の森林博物館を訪ねたが、閉館中だった。 秋田市内に戻り、三吉神社里宮にお参りして登山の無事を感謝した。
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