浦賀水道と富士
−三浦富士−

【年月日】

2024年12月17日
【同行者】 単独
【タイム】

京急長沢駅(8:41)−三浦富士(9:40-10:20)
−武山不動院(11:08-12:01)−津久井浜駅(12:54)

【地形図】 浦賀  ルート地図 (マウスホイールで拡大・縮小)

 長沢駅から住宅地を抜けて、大行寺へ。
 ここでとりあえずお参り。
 お寺のわきの道に入る。

照葉樹林の道
富士

 それは道なのだが、まったく管理されているようすはなく、道標もない。
 たぶん廃道なんだろうと思う。

 いきなり広いところに出ると、真新しく巨大な五重塔が建っており、これまた巨大な仏像のパーツや小仏像が立ち並ぶ、よくわからない場所に出た。
 コースにこんなところがあるなんてどこにも書いてなかった。

 とりあえず、そこで作業していた人に富士山への道を尋ねると、不機嫌そうに黙ってそれらしき道を指さしてくれた。
 荒れた道をさらに行くと、本来あるべき登山道に出た。
 たぶん、いろいろ事情があるんだろうなと思う。

 ここからはいい感じの照葉樹林の道となる。
 高木はシイ・カシ類、低木はヤツデ・アオキが圧倒的で、落葉樹はヤマザクラとケヤキが少々。
 照葉樹をもっと覚えないと、まるで異国の森を歩いているようだ。

照葉樹
不動院ご朱印

 三浦富士には浅間神社の奥宮があり、それ以外には、ここに何回登ったとかを誇る石碑がたくさん。
 あと、上部が欠けていてなんの戦争かわからない凱旋記念碑がある。
 ここで大休止。

 相模湾というより太平洋がよく見える。
 伊豆も見えているようだが、もやのためはっきりしない。
 富士は低山越し。多少もやってはいるが、ほぼ全体が見えていた。

 武山へは、北への道に入る。
 しばらく行くと自動車が通れる林道になるが、これは、砲台山にある電波塔メンテのための道なので、砲台山を過ぎると遊歩道になる。

不動像
鋸山

 武山も展望のよいところ。
 展望台に登ってみたが、富士はなぜか見えなかった。

 浦賀水道を隔てて、房総・鋸山がすぐ近くに見える。
 不動院にお参りしたのち、御朱印をいただいた。

 ここで長い小休止。

 下りは、津久井浜駅方面へ。
 市街地に出てからが、けっこう長かった。

三浦富士
ペリー上陸碑

 時間があったので、京急久里浜で降りて、ペリー公園へ。
 伊藤博文が揮毫したでかい石碑を見て、海岸に行ってみたら、教科書に載っているのに似た景色が広がっていた。

 ペリー記念館は無料で見学できる施設だった。
 有料でもいいから、もっと充実させればいいのにと思う。

 そのごさらに、金沢文庫に立ち寄って、運慶仏を中心とする企画展を見学。
 さすがに歩き疲れていたのだが、みごとな諸仏、なかでも天の像が多くて見ごたえがあった。