富士山と南アルプス南部の展望
−道志二十六夜山−

【年月日】

2024年12月1日
【同行者】 単独
【タイム】

道坂隧道バス停(8:45)−今倉山東峰(9:44)−赤岩(10:16-10:46)
−道志二十六夜山(11:49-12:08)−月待ちの湯バス停(13:34)

【地形図】 都留  ルート地図 (マウスホイールで拡大・縮小)

 バス停を降りるとそこが登山口で、周囲には自動車がたくさんとまっていた。
 ここはバスの転回場所ではないのだろうか。

 落ち葉が積もっていてちょっとわかりづらいところもあるが、ピンクテープに導かれて登山道へ。

 すぐに道坂峠。
 ここから主稜線の今倉山へまっすぐ登っていく。

 数名のハイカーと前になり後ろになりして登っていくというのが、ずいぶん久しぶりに感じる。
 けっこうな登りだ。

 今倉山まで一時間。
 ここらで休みたいところだが、展望がないので、先へ進む。

 ちょっとしたところで富士山が見えた。
 しっかり冠雪していて、凄絶だ。

 赤岩手前の道わきに陽だまりがあったので、大休止。

富士山1
聖・赤石・悪沢

 赤岩ピークは、このコース最高の展望地で、多くのハイカーが憩っていた。
 富士山は、杓子山と御正体山の間。

 南アルプスは農鳥岳あたり以南がほぼ全山。
 塩見岳と聖岳はまださほど冠雪していないが、悪沢岳と赤石岳は真っ白だ。
 間ノ岳は見えてなくて北岳は見えてるが、たぶん櫛形山が障壁になっていて、はっきりしない。
 駒ヶ岳も純白ではなかった。

 八ヶ岳や奥秩父もよく見えてるのだが、遠いのでさほど印象的ではなかった。

 腰を下ろす場所がないのと、歩き始めたばかりなので、展望を楽しんだだけで、先へ進む。

富士山2
ミズナラ

 尾根上は、ブナ・ミズナラの自然林とカラマツ林である。
 自然林は登山道の近くだけ切り残してあるようにも見える。

 林道が尾根を切断するところから穏やかに登って、二十六夜山。
 説明看板には、ここで一年に二度、二十六夜待ちの行事が行われたとあるが、どこの村の行事だったのかが書かれていない。

 ここもまずまずの展望地なので、腰を下ろして小休止。

トチ
カツラ

 ここからは、ヒノキ林の中をどんどん下る。
 谷に近くなったころに、仙人水の水場。
 ここは谷筋の湧き水ではなく、斜面の岩場からいきなり大量の水が吹き出している。

 谷に下ってからもけっこう長かった。
 スギが多いが、トチ・サワグルミ・カツラなどの大木も残っていて、見ごたえがあった。

 月待ちの湯のバス停は谷の日陰で、30分ほど待っていたら、身体が冷え切ってしまった。