富士山を望む里山
−倉見山−

【年月日】

2024年6月24日
【同行者】 単独
【タイム】

三つ峠駅(7:56)−山道入口(8:45)−サスの平(9:18)
−倉見山(10:05-10:51)−鹿留登山口(11:59)−東桂駅(12:17)

【地形図】 鹿留 河口湖東部  ルート地図 (マウスホイールで拡大・縮小)

 暑くなりそうな感じだったが、桂川越しに富士山がくっきりと見えていたので、いくらか楽しみだった。

白山神社
厄神社

 倉見山は街なかにも道標があって、とても助かる。
 なんて親切な山なんだろう。
 その上、すれ違う人がいちハイカーに対し、おはようございますと挨拶してくれる。
 とてもいい感じだ。

 中央道をくぐると、すぐに白山神社。
 旧倉見村の村社という。

 続いて厄神社。
 災厄を除くことを祈願して建てられた神社という。
 いかにもそれらしく、スサノオが祭神となっている。

 ここからコンクリ道。
 たぶんそうだと思ったが、コンクリ道は大堰堤まで続いた。

ヤマオダマキ
富士山

 ようやく山道。
 沢に沿う急登だ。
 ここは我慢の登り。

 東へのトラバースになるが、相変わらず登り案配である。
 サスの平周辺は、かつて荒れ地だったのか、アカマツ林。

 ここから一転して、尾根の登り。
 沢道より傾斜があって長い登りだが、地図で見るほど容赦のない直登ではなく、適度にジグザグを切っていく。

 かなり頑張って、ようやく頂稜。
 テリハノイバラやシモツケが咲いていた。
 山頂の一角からは、秀逸な富士山が望まれた。
 ここで大休止。

 下山は、北東尾根へ。
 こちらは傾斜がゆるく、歩きやすい。

シモツケ
ダイミョウセセリ

 ここへ来て気がついたのだが、この一帯では楢枯れが猛烈な勢いで広がっている。
 すべてが枯れているわけではないが、若木も大木も、葉が茶色くなった状態で立ち枯れていた。
 葉がついているということは、枯れたのはこの一ヶ月内外のことであり、蔓延の酷さがうかがえる。

ウメガサソウ
ノイバラ

 雑木林の一角で、ウメガサソウの群落が咲いていた。
 蘭の類が咲いてないか気にしていたが、一つも見なかった。

 下山口に出る手前に、簡単な作りのお宮。
 神名も書いてなく、なんだかよくわからないが、とりあえずお参りしておいた。

 東桂駅に下山したのは、今年になってから三度目だったが、今回も電車は行ったばかりで、けっこう待つことになった。