よく晴れた丹沢
− ヤビツ峠から丹沢表尾根 −

【年月日】

2019年12月31日
【同行者】 単独
【タイム】

ヤビツ峠バス停(9:03)−二ノ塔(10:22-10:48)−塔ヶ岳(13:17-13:32)
−大倉バス停(15:46)

【地形図】 大山 秦野  ルート地図 (マウスホイールで拡大・縮小)

 アプローチの途中で電車を乗り過ごしたので、出発が少々遅くなってしまった。
 それでもなんとかなりそうな時刻に歩き出すことができた。

二ノ塔から富士山(大きな写真)
大山(大きな写真)

 バスを降り、舗装道路を下っていく。
 バス停周辺にはそれなりに人影があったのだが、ここを歩いている人はあまりいなかった。

 林道に入ってしばらくで、登山道の入口。
 思っていたほど急な登りでない。

 最初はスギ林。
 高度を上げていくと、ときどき展望が開けて、うしろに大山が見える。

 直下はやや苦しいが、意外に早く二ノ塔に着くことができた。

 快晴で、まことにけっこうな展望である。
 富士山・大山、三ノ塔は指呼の先だ。
 ここで大休止。

 荷を軽くして三ノ塔へ。
 ここまで来ると、周囲がさらによく見える。

 眼下の烏尾山荘まではかなり下りそうだ。
 その先、塔ヶ岳まではちょっと遠い。
 丹沢山や三ツ峰がもいい感じに見えていた。

烏尾山荘
相模湾(大きな写真)

 三ノ塔からは大下り。
 烏尾山荘へ登り返すと、相模湾が見えてくる。
 海に突き出しているのは、真鶴半島と伊豆だろう。
 小刻みな登りで行者ヶ岳。

 その先少し岩場になって、鎖が下がる。

 塔ヶ岳までピークをいくつも超えなければならないのだが、登っていくとさほど難儀でもなかった。
 書策小屋は完全になくなっており、新大日に建つ建物も崩壊しかかっていた。
 木ノ又小屋は営業していたが、人が集まるところに人が多く集まる現在、頑張っているなと思った。

 最後の急登を登り切ると塔ヶ岳。
 ここに来るのは29年ぶりだ。
 そのときにはガスに巻かれて何も見えなかったが、今回はほぼ快晴だった。

蛭ヶ岳(左のピーク)(大きな写真)
大山と三ノ塔大きな写真)

 ここは樹木が生えていない山頂なので、展望は絶佳である。
 富士山はもちろんだが、西丹沢方面も見えている。
 丹沢山だけは樹林の陰で今ひとつだった。
 ここで小休止。
 大勢のハイカーが至るところで憩っていた。

畦ヶ丸・檜洞丸・加入道山・大室山(大きな写真)
尊仏山荘

 さすがにかなり疲れた。

 先も長いので、下山にかかる。
 基本的に下る一方なので、どんどん標高を下げていくのだが、大倉尾根はとても長い。
 花立山荘や堀山の家は宿泊可能なのだと思うが、営業できているのはそれなりに宿泊ニーズがあるからだろう。
 ご来光を見たい人たちだろうか、午後もずいぶん回っているのに、ひっきりなしに登山者が登ってくる。

 以前来たときより、登山道は歩きやすく改良されたと思う。
 2時間かかってようやく大倉のバス停に着いた。