富士山が大きい
− 石割山から花の都 −

【年月日】

2017年2月19日
【同行者】 単独
【タイム】

平野バス停(8:12)−石割神社駐車場(8:35-8:39)−石割神社(9:16)−石割山(9:37)
−平尾山(10:13-10:51)−大平山(11:28-11:39)−花の都バス停(12:38)

【地形図】 駿河小山 御正体山 富士吉田 ルート地図

 14年ぶりの石割山。

富士山(大きな写真)
青面金剛(大きな写真)

 石割山に登るには富士山駅7時15分発のバスに乗るしかないと思うのだが、乗客は自分ひとりだけだった。
 道ばたの雪は前回に比べてずいぶん少なくなり、周囲に野鳥の声の多くなって、春らしい雰囲気を醸し出していた。
 登山口の駐車場は、けっこうな賑わいだった。

 長い石段で標高差100メートルを登ると、すでに尾根高くに至ることができる。
 雪はやはり少なかったが、一部は踏まれて氷化していた。
 雑木林の樹間から富士山が見えているので、早く山頂に登りたくなる。

大カツラ(大きな写真)
鉄下駄(大きな写真)

 石割神社横の岩のところでは、ぐるぐる回ったり写真を撮ったりしているハイカーがいた。
 カツラ大木の周囲はロープで保護されており、このカツラが桂川の語源になったという、あまりに無理の多い伝説が記されていた。

聖・赤石(大きな写真)
悪沢・赤石(大きな写真)

 山頂からは相変わらず大展望が得られた。南アルプスは全山が見えていた。
 上河内岳のさらに南に、黒っぽい山も見えていたので、光岳あたりまでは見えていただろう。
 仙丈ヶ岳はやや小さく見えたが、今回、白峰三山はくっきり見えていた。
 北側には、甲武信岳あたりに加えて、大菩薩の黒岳・滝子山あたりもよく見えていた。

白峰三山(大きな写真)
北岳(大きな写真)

 休みたいところだが、とても耐えられないほど冷たい強風が吹いていたので、東への尾根を下った。
 ここからはほぼ下る一方だが、展望のよいカヤトがあって、そのつど、巨大な富士山を見ることができた。

黒岳・滝子山(大きな写真)
木賊・破不・雁坂嶺(大きな写真)

 平尾山まで下ると風が穏やかになったので、大休止。
 富士山の裾野にある広大なカヤトは自衛隊の北富士演習場だということに気がついた。

 この尾根最後の展望台である大平山のベンチで休んだのち、さらに高度を下げ、長池山の先で花の都への道に入る。
 尾根を行くと遠回りになりそうだったので、途中からショートカットして花の都の園地の中に出たが、結果的には大した近道でもなかった。  風もほとんどなくなったが、富士山には早くも、雲がかかり始めていた。