富士山と終日
- 杓子山 -

【年月日】

2005年12月25日
【同行者】 Uさん
【タイム】

鳥居地峠(9:20)−MTB−浅間神社(9:50)−立ノ塚峠(11:00)
−鹿留山分岐(12:20)−杓子山(12:55-13:55)−
高座山(15:00)−鳥居地峠(15:34)

【地形図】 御正体山、富士吉田 ルート地図

サルトリイバラ
登山道から見た富士山

 鳥居地峠に自動車をデポして、自転車で内野に向かう。
 路面に雪がないので、助かる。

 山ぎわに神社が二つ。
 浅間神社に自転車をデポして、水流のない川沿いの道を行く。

 養鶏場のところで林道に出合うので、そのまま林道を行く。
 分岐点がいくつかあるが、要所に立ノ塚峠への道標があるので、問題なし。

 サルトリイバラ、ツルウメモドキ、ヤシャブシ、カラハナソウなどの実や花がらがそこここに見られ、飽きずに歩いていける。

 立ノ塚峠は広いカヤトだが、ススキが密生しているので、富士山はよく見えるのだが、撮影ポイントとしては今ひとつ。
 ここからは、尾根道になる。

枯れたトリカブト
雪の消え残る北面

 雑木にアカマツの混じる道。
 最初は緩やかだが、鹿留山分岐が近づくと露岩が出てきて、やや急傾斜になる。
 露岩の上からはいつも、富士山がでっかくそびえている。

 いつしかカラマツ林の道になり、小さなピークをいくつも越える。
 ブナの混じる山の北面には、雪が消え残っている。

 ようやく着いた杓子山の山頂は南側が開けていて、富士山はもちろん、丹沢、箱根、南アルプスが一望できる。

 富士山には少し靄がかかりだしたが、聖岳、赤石岳、悪沢岳、塩見岳、白根三山、甲斐駒ヶ岳が白く輝いていて、すばらしい。

 山頂には数人のハイカーがいたが、三々五々下山していった。
 設置されたベンチは二つ。
 うち一つは、席料を取られてもおかしくないような席で、腰掛けに座ると真正面に富士山が大迫力でそびえている。

 誰もいなくなったので、着れるものはすべて着込んで、ここで大休止。
 ときおり風も吹いたが、さほど強くはなかったし、快晴の空もようだったので、寒さはあまり感じなかった。

三ツ峠山が近い
高座山から逆光の富士山

 1時間休んで高座山方面へ下山。
 こちらはかなり急で、アカマツの多い道をぐんぐん下る。

 すぐにバラグライダーの出発地点。
 とても気持ちがよさそうだ。

 小ピークをいくつも越えて着いた高座山も好展望。
 富士山の真上に太陽が来ていて、とてもまぶしい。

 その先は急傾斜な上、崩れやすい土が乾いていて、下っていくと土煙がすごい。
 ところどころにカシワの木が生えた広いカヤト斜面は人工のもののようだが、元はどういう場所だったのだろう。

 鳥居地峠は、林道に出てすぐだった。