小雨の松の木沢ノ頭

【年月日】

2016年9月25日-26日
【同行者】 全部で11名
【タイム】

 一日目 土合山の家で幕営
 二日目 土合山の家(5:33)−松の木沢ノ頭(7:48-8:10)−土合山の家(10:33)

【地形図】 水上 茂倉岳 ルート地図

 一日目は、土合まで行って幕営のみ。
 土合山の家の芝地には、ホコリタケがいくつも出ていた。

ホコリタケ(大きな写真)
絡み合うブナ(大きな写真)

 夕食の仕込み開始までいくらか時間があったので、登山口付近のブナ林を一周りしてみた。
 やや若いブナ林とはいえ、倒木もそれなりにあったのだが、めぼしいきのこは出ていなかった。

 夜半には雨が降り始め、強くなったり小雨になったりを繰り返した。
 前線による降雨だから、大雨になる様子はなかったが、やみそうにも見えなかった。

 5時半出発なので、5時に撤収を開始。
 予定時刻を少々過ぎて出発した。

谷川岳と一ノ倉岳(大きな写真)
白毛門(大きな写真)

 東黒沢を渡ると、いきなりブナ林の急登。
 風情のよいブナ林はすぐに終わって、ネズコ巨木の尾根になる。
 ヒメコマツもまじるが、ここはやはりネズコがすごい。

 展望のない中、1154メートルの一服地点まで休みない急登が続く。
 重荷であればここは休憩地点になるのだが、今回は荷物が軽いので、休まず登高を続けた。
 樹間から谷川岳が見え隠れし、雨はほぼあがって、暑くはあるが、気持ちのいい登りになった。

子持山方面(大きな写真)
ネズコ巨木1(大きな写真)

 松ノ木沢ノ頭のやや手前に小さな岩場があり、そこが渋滞になっていた。
 登山道が狭いので、これはやむを得ない。

 松ノ木沢ノ頭の山頂もさほど狭くはないのだが、大人数が休める場所ではない。
 雲が多いながらも、谷川岳から武能岳にかけての稜線や子持山、赤城山、武尊山、笠ヶ岳などは見えていた。

ネズコ巨木2(大きな写真)
ネズコ巨木3(大きな写真)

 続々と他パーティが登ってくるので、早々に下山にかかる。
 例の岩場のところは、どうにもならないほどの渋滞になっていた。

 渋滞を抜けるとあとは、ほぼ順調にテント場まで下ることができた。
 予定よりずいぶん早く下山できたのだが、帰り列車の時刻を調べると、ちょうどよいのがなかったため、予定の列車で秩父に戻った。