空は無風快晴という願ってもない天候。
沢沿いにしては意外に急な道。
ブナ林はここから。
左から手小屋沢の沢音がすぐ近くに聞こえると、青い屋根の避難小屋が見えた。 道の脇にはときおりブナの枯れ木があって、古くなったムキタケやヌメリスギタケが出ていた。
数ヵ所ある岩場をよじ登ると、頂稜に飛び出す手前の最後の急登。 右側のすさまじくガレた谷を見ながらひと登りで武尊主峰の頂上。
さすがに人気のある山と見え、登山者が多く、次々に登ってくる。
中高年の多い登山者はひとしきり山座同定を楽しむと、三々五々下っていく。 当初は手小屋沢の避難小屋に泊まろうと思っていたが、荒れようがひどく泊まる気になれなかったため、今日中に下山することにした。
避難小屋の周辺にはブナが多い。 登山口に近くなると、おそらくオシロイシメジだと思われる白い道ばたにキノコが大群生していたが、おいしそうではなく、取っていく気にはならなかった。 |