山上の大伽藍
-朝熊ヶ岳-

【年月日】

2024年12月27日
【同行者】 単独
【タイム】

であいの広場第二駐車場(10:08)-朝熊ヶ岳(11:35-12:13)-金剛證寺(12:36)
-奥の院(12:56)-朝熊ヶ岳(13:20)-であいの広場第二駐車場(14:28)

【地形図】 伊勢 鳥羽 ルート地図(マウスホイールで縮小・拡大可)

 朝の早い時間に内宮前の駐車場に入ることができた。
 まだ年末でなく、ウィークデーなのに、参拝客はそこそこ多かった。
 ここに来たのは、56年ぶりだった。

ツブラジイ
ヤマザクラ1

 樹叢はすごいものなのだが、樹名札など一つもないので、すごいとしか言えない。
 ここは神様が支配する神聖なところであって、文化的な意味などどうでもいいのだという感じなのかな。

 その後、外宮にも行った。
 外宮は内宮よりはるかに小規模なところで、これは上下関係を示すのだろうか。

 いずれの神社でもご朱印をいただいたが、えらく手抜きなご朱印だった。

 その後急いで、朝熊ヶ岳登山口へ。
 まだ10時過ぎなので、登山は可能と思われた。

ケーブルあと
ヤマザクラ2

 であいの広場第二駐車場にクルマは一台もなし。
 10メートルほど離れた第一駐車場はほぼ満車だった。

 いかにもよく登られている感じの登山道を行く。
 丁目石がおかれていて、多くの登山者が登ってきたことがうかがえる。

 照葉樹の他にヤマザクラの古木などもあって、そこそこ面白いが、ほぼ杉の植林が続く。
 ちょっとした橋を渡るところに、ケーブルカーの痕跡。
 大正14(2025)年に開通、昭和19(1944)年に廃止されたという、写真つきの説明板があった。

 レールは供出させられたとのこと。
 20年ももたなかったというのは、やはり戦争の影響だろう。

伊良湖水道
アカガシ

 立木の伐られた展望地からは、伊良湖水道越しに渥美半島が間近く見える。
 富士山も見えると書いてあるが、全く見えなかった。

 朝熊峠は、説明板によると、100畳敷の大部屋を持つとうふや旅館のあととある。
 別の説明板には、ここまで登山バスが登っていたとあり、朝熊ヶ岳の往時の賑わいが偲ばれる。

 山頂には電波塔。
 別の建物はなんだろうかと思ったら、非常に新しいコンクリート製の八大龍王社だった。

 ここで大休止にしたが、晴れてはいたものの、冷たい風が強く、あまり快適とは言えなかった。

金剛證寺
金剛證寺

 緩やかに下って、金剛證寺へ。
 いくつかの建物を擁する大きなお寺で、車道がここまで登ってきている。

 本堂(摩尼殿)に上がらせていただいて、諸仏を拝んだ。
 奥の院にもお参りしたのち、来た道を戻った。