登り直した山
−御在所岳−

【年月日】

2023年12月27日
【同行者】 単独
【タイム】

駐車場(8:04)−八合目(10:03)−大休止(10:31-10:59)−駐車場(11:54)
湯の山温泉駅−ロープウェー−山上公園駅(12:30)−御在所岳(12:49)−山上公園駅(13:08)

【地形図】 御在所山 ルート地図(マウスホイールで縮小・拡大可)

 ナビに新名神道路が出てないのだが、伊勢湾岸道からの流れで無事に菰野インターを出ることができた。
 湯の山温泉からさらに奥へ走ると、登山者用と思われる大きな駐車場があった。

伊勢湾
花崗岩

 車道を渡り、登山道へ。
 いかにもよく歩かれているらしく、砂化した花崗岩を踏みながら登っていく。

 基本的に植林のようだが、アカマツが混じっていて、育てて売るためのヒノキという感じはあまりしない。
 途中には奇岩怪石が多くて面白い。

 かなり登ったところにキレットという崩壊した鞍部。
 ここは鎖の助を借りて少し下る。

 ここから見上げる御在所岳は、いたるところに花崗岩の露岩をまとって、まさに花崗岩の殿堂のようだ。
 最初少し降っていた雨はやんだが、天気はよくなく、周囲は釈迦ヶ岳・鎌ヶ岳あたりが見える程度。

 その先からが、この日のの正念場と思われる急登。
 見たところ難儀そうだが、花崗岩のすき間を縫って登山道があり、とくに問題なく登っていけだが、八合目岩塔というところで、行き詰まった。

 ゆるく傾いた平らな石の上に積雪があり、踏まれて氷化している。
 手がかりはない。
 なんとかなりそうだが、滑るとかなりまずい。

 巻くことも不可能。
 ここはやめたほうがいいと思い、回れ右で下山開始。
 風のこない岩陰で大休止したが、どんどん下れば、お昼前には駐車場に戻れた。

花崗岩
山上公園

 時間がまだあったので、ロープウェー駅まで行き、乗り物に乗って山上へ。
 ロープウェーに驚いた経験はあまりないのだが、御在所ロープウェーは花崗岩の鎧のような景観がすごい。

 山上駅を降りると、そこはごく普通の行楽地で、家族連れやカップルが行き交っていた。
 風もあり、寒くもあるのだが、小さな子どもたちがソリで滑りながら歓声をあげていた。
 こんなところにまで、中国人のグループが来ていて、大きな声で喋っていた。

 御在所岳のピークまでは舗装道路を行く。
 帰りは、まだ営業していないスキーゲレンデのすみを歩いた。