樹氷の稲村ヶ岳

【年月日】

1992年1月2日
【同行者】 単独
【タイム】

洞川(7:25)−法力峠(8:50)−山上辻(10:09)−稲村ヶ岳(10:57)
レンゲ辻(12:42)−林道終点(13:38)−洞川(14:32)

【地形図】 洞川

稲村ヶ岳からの展望
 洞川の稲村ヶ岳登山口の少し広くなったところに車を止めたのは7時過ぎ。

 五代松新道は、山腹をゆるやかにトラバースしていく。
 あたりは立派な杉林だ。
 左前方にドアミらしき山が見えると、法力峠の鞍部。

 ここからは逆に左が山側の登りとなる。
 杉が切れ、モミ混じりの雑木林。

 前方に稲村ヶ岳の岩峰が見えてくると水場。
 ここで水を満タンにし、さらに行くと山上辻。
 山上辻の場所は地形図よりかなり南の稲村小屋の前だった。

 小屋からすぐのピークを巻いてすぎると大日山の岩峰。
 ここは左を巻き気味に登る。大日山を巻くと大日のキレットを右に見る。
 雪が着いているので高度感はないが、道の左側はかなり急ながけである。

 鎖場をまじえた登りがつづき、もう一回りしたのではないかと思うほど巻いて行くと、ツクシシャクナゲがあらわれ、ようやく頂上直下。
 そこから展望台のある山頂まではすぐだった。

 山頂の展望はすばらしいものだったが、知った山がひとつもない。
 山頂周辺の木々には樹氷がびっしりついていて美しい。

 若者の集団が登ってきて騒ぎはじめたので、早々に下山。
 稲村小屋の前で食事にしようと思っていたら、小屋番のおじさんが中で食べてよいといってくれたので、小屋の中で食事をした。

 山上辻からは、レンゲ辻経由で川瀬谷へ下る。
 川瀬谷にはトレースはほとんどなく、カンで道を探しながら下っていった。

 途中ところどころで道がわからなくなったが、何日か前に通った人があるらしく、少し雪がへこんだ場所やビニールテープの目印もあるので、問題なし。

 林道からは平坦な道をひたすら歩き、「ごろごろ水」を汲んで、車に戻った。